映画「ファイナル・カット」

ファイナル・カット

■邦題:ファイナル・カット
■原題:THE FINAL CUT
■上映時間:94分
■製作国:カナダ、ドイツ
■ジャンル:SF、サスペンス
■配給:ギャガ=ヒューマックス
■提供:ライオンズ・ゲート・フィルムズ
■公開:2005/12/23
■監督:オマー・ナイーム
■製作:ニック・ウェクスラー
■製作総指揮:マイケル・バーンズ、マーク・バタン、ガイモン・キャサディ、マルコ・メーリッツ、マイケル・オホーヴェン、ナンシー・パロイアン、マイケル・パセオネック
■脚本:オマー・ナイーム
■撮影:タク・フジモト
■編集:デデ・アレン、ロバート・ブレイキー
■特殊メイク:レイチェル・グリフィン
■音楽:ブライアン・タイラー
■字幕:林完治
■主演:ロビン・ウィリアムズ、ミラ・ソルヴィノ、ジム・カヴィーゼル、ミミ・カジク、ステファニー・ロマノフ、トム・ビショップス、ブレンダン・フレッチャー、ヴィンセント・ゲイル、ジュヌヴィエーヴ・ビークナー、他
■ストーリー:
人々が“ゾーイ”と呼ばれるマイクロ・チップを脳に移植し、全人生の記憶をそこに記録している社会。死後、ゾーイ・チップは編集者によって再構成され、追悼上映用の美しい記憶を留めた映像として甦る。ある日、一流のゾーイ・チップ編集者、アラン・ハックマンのもとに、ゾーイ・チップを扱う大企業アイテック社の弁護士チャールス・バニスターの未亡人から編集の依頼が舞い込む。ところがそのチップには、アランの心に深い傷となって残っている幼い頃の記憶に関わる驚くべき映像が映っていた。
■感想:
オマー・ナイーム監督デビュー作品。人の一生の記憶が脳に埋め込まれた小さなチップに記録されている近未来の世界を舞台に描くSFスリラー。生まれた時に記憶を記録するチップを埋め込まれ、死後に全人生の記憶を編集して追悼上映をするというアイデアはなかなか面白いと思います。何十万時間もある情報を編集する作業はめっちゃ大変だと思います。ロビン・ウィリアムズの苦悩する演技は見応えあります。ロビン・ウィリアムズのセリフで「客は自ら望んで記憶チップを埋め込む」といいますが、何も知らないで生まれてくる赤ちゃんの脳に移植されるので、少し違う様な気はします。編集機器は意外とシンプルに出来ていて誰でも簡単に操作できるのは意外でした。冒頭で子供時代が描かれていますが、てっきりメガネの男の子がロビン・ウィリアムズと思いましたが、太っちょの男の子だったのが意外でした。それにしても、チップを脳に移植されていると、全記憶が記録で残されるので下手な行動はできなくなります。
■評価:★★★☆☆