TV「マスターズ・オブ・ホラー/チョコレート」

チョコレート

■邦題:マスターズ・オブ・ホラー/チョコレート
■原題:MASTERS OF HORROR: CHOCOLATE
■上映時間:60分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:角川ヘラルド映画
■提供:IDT ENTERTAINMENT、NICE GUY PRODUCTIONS、INDUSTRY ENTERTAINMENT
■監督:ミック・ギャリス
■製作総指揮:キース・アディス、モリス・バーガー、スティーヴン・R・ブラウン、アンドリュー・ディーン
■原作:ミック・ギャリス
■脚本:ミック・ギャリス
■撮影:アッティラ・スザレイ
■編集:アンドリュー・コーエン
■美術:デヴィッド・フィッシャー
■衣装:リン・ケリー
■音楽:ニコラス・パイク
■字幕:村田恵
■主演:ヘンリー・トーマス、マット・フルーワー、キャサリン・ホースマン、リュシー・ロリエ、他
■ストーリー:
ジェイミーは7年間連れそった妻とは離婚したばかりで、幼い息子は彼女が育てていた。ある日、ジェイミーが目覚めると口の中にチョコレートの香りと苦味が残っていることに気がついた。不思議な感覚だったが、その原因が一体何なのかは全く不明だった。そしてその後も、突然周囲の音楽や雑音が全て消え、彼の頭の中だけに心地よい音楽が流れてきたり、車で帰宅途中でも、一度も行ったことのない街並みが眼前に広がり危うく事故を起こしそうになる。そんな不思議な感覚に度々陥ることで、彼は一度も面識のないどこかの女性の感覚や感情を共有体験していることを初めて理解する。その女性が若い男性と激しくセックスしている最中にはジェイミーも激しい感覚に襲われ、愛することを初めて感覚で感じるようになりこの上ない喜びを感じてしまう。そんな奇妙な体験をウォーリーに話すが、病院へ行けとすすめられるだけ。だがその不思議な感覚によって、ある事件を共有してしまい彼女の行方を探し始め、徐々に彼女を愛するようになっていく……。
■感想:
「ライディング・ザ・ブレット」のミック・ギャリス監督作品。アメリカのTV局“SHOWTIME”が企画したホラー・プロジェクト<マスター・オブ・ホラー>。トビー・フーパーダリオ・アルジェントジョン・カーペンターはじめホラー界を代表する巨匠監督13人がホラー作品を競作したアンソロジー・プログラム。ジェミーは一瞬かつ不定期な閃光を体験し始める。ミステリアスな女と出会い次第に恋していく―彼女に会うことなく。ついにはエロティックで恐ろしい死の舞踏のなか、完璧な女性と彼を容赦なく縛り付ける恐ろしい秘密を発見する。「ET」のエリオット役で一躍有名になったヘンリー・トーマスが主役のジェイミーを演じています。ホラーというよりは男性ジェイミーが女性の感覚を味わうという不思議な話でした。冒頭で顔が血塗れの男ジェイミーが自分の身に起きた出来事を話していきますが、期待したほどのラストの展開ではありませんでした。刑事に話をするシーンでは顔や体に血が付いていますが、ラストの展開では血が付くシーンがありませんでした。肩透かしにあった感じです。ホラーとしては物足りません。
■評価:★★☆☆☆