映画「アルティメット」

アルティメット

■邦題:アルティメット
■原題:BANLIEUE 13
■上映時間:85分
■製作国:フランス
■ジャンル:アクション
■配給:ザナドゥ
■提供:ヨーロッパ・コープ
■公開:2006/07/15
■監督:ピエール・モレル
■製作:リュック・ベッソン
■製作総指揮:ベルナール・グルネ
■脚本:リュック・ベッソン、ビビ・ナセリ
■撮影:マヌエル・テラン
■主演:シリル・ラファエリ、ダヴィッド・ベル、トニー・ダマリオ、ラルビ・ナセリ、ダニー・ヴェリッシモ、他
■ストーリー:
2010年のパリ。郊外の“バンリュー13”地区は治安悪化のために市内から隔離され、いまや完全に無法地帯と化していた。そんな中、この地区で育ったレイトは街からドラッグを一掃しようとギャングのボス、タハにたった一人で立ち向かう。しかし逆にレイトは警察に逮捕され、妹ローラをタハにさらわれるハメに陥る。6ヵ月後、政府のつくった時限爆弾がタハに盗まれバンリュー13に送り込まれたことが判明する。爆発までに残された時間は24時間。武術の達人でもあるエリート潜入捜査官ダミアンに爆弾解除の任務が託され、投獄されていたレイトが案内役として同行することになるのだった。
■感想:
ピエール・モレル監督デビュー作品。無政府状態の街を舞台に、そこを支配するギャングに挑む男たちの闘いがノーCGの超絶アクションたっぷりに展開する。上映時間が短いのでスピーディーな展開で進んでいきます。「YAMAKASI ヤマカシ」と「トランスポーター」を足した感じで、アイデアに新しく感じることはなく、脚本のリュック・ベッソンもネタ切れかなと思いました。冒頭でレイトがギャングから逃げるシーンで、ビルからビルに飛び移るシーンや狭い穴に飛び込んですり抜けるシーンは見応えありました。それと、潜入捜査官ダミアンがカジノで数人相手の格闘シーンです。レイトの身軽さには驚きますが、ギャング役の人の身軽さも驚きました。見応えのあるアクションは前半だけで、格闘シーンが少なかったのが物足りませんでした。警察がタハにレイトの妹ローラを渡す意味が分かりませんでした。
■評価:★★☆☆☆