映画「どろろ」

どろろ

■邦題:どろろ
■上映時間:138分
■製作国:日本
■ジャンル:アドベンチャー、アクション、ファンタジー
■配給:東宝
■公開:2007/01/27
■監督:塩田明彦
■アクション監督:チン・シウトン
■アクション指導:下村勇二
■プロデューサー:平野隆
■原作:手塚治虫
■脚本:NAKA雅MURA塩田明彦
■撮影:柴主高秀
美術監督:丸尾知行
■編集:深野俊英
■音楽:安川午朗福岡ユタカ
■音楽プロデューサー:桑波田景信
VFXディレクター:鹿住朗生
VFXプロデューサー:浅野秀二
■コンセプトデザイン:正子公也
スクリプター:杉山昌子
■衣裳デザイン:黒澤和子
■共同プロデューサー:下田淳行
■照明:豊見山明長
■特殊造型:百武朋
■録音:井家眞紀夫
■助監督:李相國
■主演:妻夫木聡柴咲コウ瑛太原田美枝子杉本哲太麻生久美子土屋アンナ劇団ひとり中村嘉葎雄原田芳雄中井貴一、他
■ストーリー:
とある時代のとある国。戦乱が続き、荒廃が進む世を憂う武将・醍醐景光は、国を治める力を手に入れるため、生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出した。醜い姿で生まれ、そのまま捨てられた赤ん坊・百鬼丸は医師・寿海に拾われる。寿海は百鬼丸に失われた部位の代わりとなる作り物の体と護身の妖刀を与え大切に育てるのだった。立派な青年に成長した百鬼丸は、魔物を倒すごとに失われた部位を一つずつ取り戻すことを知り、魔物退治の旅に出る。やがて、そんな百鬼丸と出会ったコソ泥・どろろ百鬼丸の不思議な妖刀を手に入れたくて彼の後を追い始める…。
■感想:
2007年8本目の劇場鑑賞です。「黄泉がえり」「この胸いっぱいの愛を」の塩田明彦監督作品。手塚治虫の同名漫画を映画化した冒険活劇大作。失われた元の体を取り戻すため魔物との闘いを繰り返す百鬼丸とそんな百鬼丸をつけ回す盗人・どろろが繰り広げる旅の行方を壮大なスケールで描き出す。原作の事は知っていましたが、ちゃんと読んだことはありません。総製作費20億円をかけたわりにはCGや着ぐるみで描かれた魔物のチープな感じはとても残念です。百鬼丸と魔物の戦いはアクション監督がチン・シウトンということもあってか、ワイヤーアクションを駆使して見応えあります。妻夫木聡柴咲コウはワイヤーアクションで体を張っていましたが、相変わらずキャスティングが話題性を重視しているように思えるのは残念です。アクション監督をチン・シウトンに依頼するなら、特殊効果も「グエムル -漢江の怪物-」みたいに外部に頼めば良かったと思います。魔物が死んだときに爆発して、血が飛び散るシーンで、毎回どろろの顔に血がかかるシーンには笑えました。てっきり全ての魔物を倒すと思っていましたが、ラストの魔物残り24匹という表示の展開には唖然としました。残り24匹を続編でやるのかな?
■評価:★★★☆☆